第9日目。
朝ご飯は、今日もホテルのバイキング。
11時ホテルのロビー集合までが、最後の自由時間となりました。
2日前には見学ができなかった骸骨寺へもう一度行ってみる事にしました。教会の下には納骨堂があり、そこも見学できるのだそうです。教会には、骸骨寺、なんて呼ばれるような雰囲気はなかったのですが、下に行って分かりました。
そこにはおよそ4000体もの遺骨があり、壁の装飾からシャンデリアにいたるまですべてが骨で作られていました。修道服を着たままのミイラも。
・・・立ちすくんでしまいました。
私にとって人骨は死の象徴。死という恐怖を呼び起こすもの。だから骨で飾るなんて信じられない。
生死観の違いを意識させられました。
そのうち慣れてくると・・・そう慣れてくるんです、死の象徴にさえ。
納骨堂の奥へ進んで行けたんです。
死というものに対しても、私はそうして受け入れて慣れていくのかもしれない、ふとそう思いました。
誰との別れもしたくないけれど。いつか来る私との別れも。
いろいろ考えさせられました。


さて楽しかった新婚旅行もおしまい。日本へ帰る時間となりました。
まずはローマから飛行機でパリへ。
来るときと同じエールフランス
機内食が出なくて、ほっとしました。
そしてパリからJALセントレアへ。
濃霧のせいだったか、約30分の遅延。今回の旅で一番待ったのは、この30分という、素晴らしく時間どおりに進んだ旅だったと思います。